2016年02月03日

前澤化成工業株式会社 熊谷第二工場(妻沼西)前編

みなさんこんにちは

あっという間に寒い季節になってしまいました

今回はRINCOとノンで妻沼西部工業団地内にある
前澤化成工業株式会社様 熊谷第二工場 へ
訪問してきました
CIMG3593.JPG

CIMG3594.JPG


前澤化成工業さんは、1954年(昭和29年)創業、昨年で60周年を迎えた塩化ビニル(塩ビ)製上下水道製品の製造を行っている企業さんです
水のマエザワの愛称でご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか??

logo.jpg

60周年の記念にロゴを一新したとのこと!
スタイリッシュですね
(前澤化成工業芥Pより http://www.maezawa-k.co.jp/
シンボルマークの
3つの円は、「」・「」・「地球環境」を象徴しているそうですよ♪

熊谷市には第一工場と第二工場の2つの工場があり、
今回訪問してきたのは第二工場です
第二工場は平成14年に1期工事、平成17年に2期工事を行い、
現在の姿になりました。
建築面積はなんと 
さいたまスーパーアリーナに匹敵する大きさ 
とのこと!広い!!

前澤化成工業さんは無可塑成形(※)での継手の生産に日本で最初に成功した企業さんです
(※合成樹脂の柔軟性、加工性を向上させる可塑剤を使用しない成形方法。)
これは東京都水道局採用認可第1号とのこと!
継手づくりのパイオニアなんですね

また、前澤化成工業さんはISO14001を取得しており、
環境にやさしいものづくり」を念頭に置き、
環境問題に積極的に取り組んでいます
ここで取組の一部をご紹介いたします😃🎶

トップライトの採用
工場、事務所廊下などに自然の光が入ることで、
蛍光灯をつけなくても十分明るく感じました
事務所棟の南側の部屋は全てガラス窓となっており、
こちらも蛍光灯を点けなくても十分に光が採れるとのことです
トップライトを採用したことで、年間CO2排出量を30%もカットできているそうです!
人にも環境にも優しい取組ですね♪

CIMG3576.JPG

CIMG3577.JPG

上の写真が事務所棟の様子なのですが、
廊下の全長がなんとなんと200メートル
小学校のグラウンドのトラックくらいありますね
左右に応接室、会議室、更衣室、食堂が並んでいます👀

モニュメント
CIMG3575.JPG
事務所前に設置されているモニュメントには
ソーラーパネル、風車がついています
もちろん発電可能です

マエザワ緑の広場
無題.png
工場敷地内にマエザワ緑の広場という3,500uの公園があり、地域の方に開放しています

広場.jpg
(前澤化成工業芥Pより http://www.maezawa-k.co.jp/_product/catalog/data/004-004-9901/web/index.html
広場内には53本のが植えられており、春には美しい花を咲かせます



それでは工場見学💨
第二工場では、4班3交替、24時間体制で業務を行っており、
主に射出成形機を使い、パイプや継手を作っています

ところで…
 射出成形とは??
高熱で溶かされた塩ビの原料を金型に流し込み、
冷やし固めることで成形品が完成するというもの👀
原料が金型に流し込まれる様子が注射器の作用に似ていることから
射出成形と呼ばれています。
私たちが日常で目にするプラスチック製品の90%は
射出成形で作り出されているそうですよ

工場内の様子.jpg
(前澤化成工業芥Pより http://www.maezawa-k.co.jp/files/corporate.pdf
写真の左右にあるのが成形機です!たくさんありますね
作りたい製品に合わせてクレーンで金型を入れ替えます
品物が大きければ大きいほど金型も大きくなり、それに伴い成形機も大きくなります⤴
工場内には大きい製品にも対応できるように、大型成形機は3台ありますが、こんなにたくさん置いている企業はあまりないそうです‼
一番大きいもので1,600トン(金型をしめる力)に対応できる成形機があるそうです

塩ビのレシピ
PVCレジン(粉)90%に添加剤(安定剤、顔料、充填剤等)
これらを前澤化成工業オリジナルの分量で調合します♪
原料を自社ブレンドする企業はなかなかないそうですよ
それだけ調合に自信を持っているということですよね
CIMG35903.jpg

ここで、パイプや継手がどのようにして作られているか
見ていきましょう

原料を機械で計量
       ↓
ミキサーで攪拌(発熱約150℃💥)
       ↓
冷却(50℃くらいまで冷まします💨)
       ↓
コンパウンド(成形機に入れる状態の粉)
       ↓
サイロ・フレコンバックにて貯蔵
       ↓
成形機(加熱して溶かす。水あめ状に!)
       ↓
金型に注入(射出)し、冷やして固める
       ↓
パイプや継手に!!

継手の一般的な色はグレーですが、用途により様々な色で作られます😖
グレーの原料は、外の50tサイロから成形機へ自動的に送られます
原料の残量はコンピュータで管理しており、オペレーターは不要とのこと!少なくなると自動的に補充されます
グレー以外の色の原料は工場の上のフロアからホースで直接成形機へ流し込まれます
他の色に変えるときは、一度掃除してから次の製品の原料を送り込みます

例えば、赤い塩ビ継手は耐熱性に優れており、
最近ではエコキュートなどに使われることが多いそうです
023349.png
(前澤化成工業芥Pより http://www.maezawa-k.co.jp/product/17/142/

最近は透明な継手の受注が増えているということですが、異物が混入するとすぐにわかってしまうため、作るのが非常に難しいそうです

色だけではなくて、形も多種多様なものを作っています
金型の入れ替えによって、様々な形の継手やパイプなどを作ることが可能になります。
品物の数だけ金型があるとのことで、工場内には金型がたくさんありました🎵
金型の交換は台車の上に「これからのせる金型」と「終わった金型」を載せてクレーンで入れ替えるものですが、9分59秒以内に入れ替えができるそうですよ
(10分以内に金型交換が完了することをシングル段取りと言うそうです💡)
従来は30分〜1時間かかっていたこの作業。
専用の台車で自動交換することにより、ここまで時間の短縮ができたんですね〜!

成形機から製品が出てきたら、余分な部分は切られます✂
切られた部分は原料としてはまだ使えるので粉砕して再利用♪
「なるべくロスを少なく!」という、すばらしい取り組みです
しかし、端材にごみがつくと再利用できなくなってしまうため、細心の注意を払って管理しています💦


記事の途中ですが、長くなってきたので続きは後編で


posted by 熊谷市商工業振興課 at 10:00| 前澤化成工業株式会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月31日

株式会社リード(弥藤吾) 後編

みなさんお待たせしました!リードさん後編です

つづいて案内していただいたのはこちら!
DSCN5872.JPG

4月に完成したばかりの同期棟ですぴかぴか(新しい)
1Fが物流倉庫、2Fが組立工場となっています。

物流倉庫では出荷作業が行われます手(パー)
こちらでは富士重工業さんのラインに合わせて出荷の2時間くらい前に
どの部品をどの順番で並べるか指示が出るので、それに合わせて
積み込みを行うそうです
DSCN58752.jpg
同じ部品に見えますが、よーーーく見ると色や形が少しずつ違うんです!

つづいて2Fへグッド(上向き矢印)
こちらでは先ほど樹脂加工やプレス、溶接などを行っていた部品を組み立てていますわーい(嬉しい顔)
DSCN5879.JPG
組み立てには細やかな作業が要求されることもあり、
女性の従業員の方が多いそうです

DSCN5876.JPG
↑コレが組み立てられると
DSCN5883.JPG
↑こうなりますexclamation×2
みなさん見たことありますよね目??
そうです!車のサイドブレーキ(ハンドブレーキ)になりました〜手(チョキ)ぴかぴか(新しい)

他にはリアガーニッシュへのエンブレム、小部品の取り付けなども行っているとのことです
DSCN5889.JPG
スバルのエンブレムがキラリぴかぴか(新しい)


自動車部品事業部の見学を終え、
次なる目的地LB事業部に向かおうとしていると…
社長さんが!
「写真撮らせてもらっていいですか?」と突撃してしまいましたが
快く撮影に応じてくださいました
DSCN5898.JPG
岩崎社長さんです初代社長の像と一緒にパチリカメラ
若い力で熊谷市を盛り上げていただきたいですね手(チョキ)



さてさて。
つづいて電子機器ラック、街路灯をつくっている
LB事業部にお邪魔しましたわーい(嬉しい顔)(車でちょっとだけ移動しました☆)
DSCN5899.JPG
ちなみにこの写真の黄色いXVはリードさんで塗装したものなんですよ
ツヤツヤでかっこいいですよね

リードさんのルーツは初代社長さんが会社設立前に働いていた
中島飛行機で取り扱っていた鉄板の使いみちとして、
電子機器用のラックを作ったところから始まります。
(素材はのちにアルミやステンレスへと軽量化されていきます。)
si.jpg
小さいケース(エレクトリックケース)を見せていただきました!
(潟梶[ドHPより http://www.lead.co.jp/rackcases/index.htm 
カラーアルミを使ったり、いろいろな素材感を出したりすることも
できるそうですよ♪
DSCN59022.jpg
こちらは大きなサーバーラックです!
何層にもわたって収納が可能ということで空いたスペースを有効活用できるため
工場や事務所、学校などで重宝されているそうですよわーい(嬉しい顔)


そして初代社長さんが電子機器ラックを秋葉原へ売りに行った帰りに
「熊谷のまちはまだまだ暗いな」と思ったのが
街路灯を作ろうと思ったきっかけなんだそうですひらめき

今では熊谷市内のいろいろなところにリードさんの街路灯が設置されています♪
例えば、熊谷駅北口のくねくねしている道
(熊谷駅西通り商店街「はぴウェーブ」)の両側の街路灯は
リードさんで製造されたものとのことですよ


DSCN5901.JPG

DSCN5904.JPG
こちらは千葉県鴨川市に設置している街路灯ですひらめき
今までの「街路灯」のイメージを覆すようなデザインですよねひらめき
海をイメージしたさわやかなデザインの街路灯です

リードさんはデザイン部門にも力を入れており、
ただポールにライトを付けるだけではなく、
ポールからデザインを行い、企業や自治体等に提案を行うそうですよわーい(嬉しい顔)
取材日もプレゼンに行っているとのことでした(←これはプレゼント)

H25_ChibaKamogawa_2_LEADChibaSale_thum.jpg
実際に取り付けられている様子がこちら
(潟梶[ドHPより http://www.lead.co.jp/products/gairo.htm 

H24_GunmaShibukawa_2_LEADGunma.jpg
こちらは伊香保に設置されているもの。
(潟梶[ドHPより)
まちの雰囲気に見事にマッチしていますね


DSCN5909.JPG
こちらは左右にだけ明かりが灯されるライト。
後ろの田んぼには光が行かず、稲の生育に影響を与えないというスゴイ街路灯です


リードさんの景観照明や街路灯は全国のいろんなところで使われています
「リード」のプレートがついた街路灯、皆さん探してみてくださいね
温泉街いい気分(温泉)とか意外なところにあるということですよ目

DSCN59102.jpg
最後に、本日工場を案内してくださったお二方です
向かって左側がLB事業部常務の杉田さん、右側が自動車部品事業部営業部係長の中島さんです

お忙しい中取材に協力していただきましてありがとうございました


※前回の日本山村硝子編を最後にアリは企業訪問日記を卒業しました。
今頃は企業訪問日記名誉編集長としてエリとともに企業訪問日記の運営を暖かく見守ってくれているはずですぴかぴか(新しい)
posted by 熊谷市商工業振興課 at 12:00| 株式会社リード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

株式会社リード(弥藤吾) 前編

みなさんこんにちはわーい(嬉しい顔)
今年もまた暑い季節がやってきましたね
熊谷の夏ビギナーなノンは毎日溶けそうになりながらお仕事をしています

さてさて。
今回は初登場のMADAME RINCOとお馴染みになりつつあるノンで
株式会社リード 様にお邪魔してきました

リードさんは初代社長さんが戦後まもなく岩崎合板製作所を立ち上げ、
今年で創業年目を迎える企業さんです!
会社名の「リード」の由来はリーダー、先駆者というところから来ているそうですよぴかぴか(新しい)
1.gif
(潟梶[ド様HPより http://www.lead.co.jp/ )

事業内容としては
・自動車用部品
・電子機器ラック
・街路灯
の製造を行っています

それでは工場に向かいます♪
DSCN5810.JPG

まずは自動車用部品車(セダン)を作っている様子を見ていきましょう

リードさんは創業して程なく富士重工業(スバル)さんとお取引をするようになり、
主にスバル車の外装部品の製造、塗装を行っていますひらめき

DSCN58142.jpg

この大きい機械(INJ成形機)の中では…
溶かした樹脂を金型の空間に注入し、冷却、固化させた後金型から取り出します。
みなさん最近の車は樹脂の部品が多いって知ってましたか〜目
ノンは知りませんでしたバッド(下向き矢印)車って全部板金でできてて重ーいものだと思ってました
自動車業界の最近の傾向として軽量化が進められていることもあり、
樹脂の割合が多いというわけですひらめき
DSCN5820.JPG

DSCN5821.JPG

DSCN5822.JPG

DSCN5817.JPG

DSCN5818.JPG

DSCN5816.JPG

こんな感じでバンパーができあがりました
1ヵ月あたり約1万5000個以上も生産できるそうです!すごい!

後ろを振り返ると…
DSCN5825.JPG

できあがったバンパーを梱包しています
梱包されたバンパーは主にアメリカやオーストラリアなどの国に輸出されるそうですよ船
輸出用の製品は塗装せずに輸出し、現地で塗装を行うそうです


続いてサイドスポイラーをつくっている様子です。
DSCN58302.jpg

サイドスポイラーって??
compact_a072.png

この日は他にもトラクターのメーター周りやガーニッシュ(タイヤ周りの部品)、ガーニッシュリヤゲート(リヤのエンブレムがつく部分)などを製造していました♪

続いて溶接工場に参ります

こちらはバンパービーム(バンパーの内側を補強する部品)です。
1.jpg
リードさんでは1代前のレガシィやフォレスターのものをつくっていますわーい(嬉しい顔)
同じ部品でも車種によって形が全然違うんですね
ちなみに溶接工場で扱っているのは全て板金ですひらめき

DSCN58462.jpg
直接光を見ると目にダメージが…ということで、カーテンで光をさえぎっています。
カーテンの向こう側ではロボットが溶接作業を行っています


こちらではカチオン電着塗装を行っていました!
カチオン…響きがかわいいですね
簡単に言うと、板金のさび止めのためコーティングを行う工程です。
部品をハンガーに吊り下げて樹脂コーティング
小さいもの(ブレーキペダル、クラッチペダル)から
大きいもの(ボンネットetc.)までいろいろなものをコーティングできます!
ハンガーに部品を引っ掛けて電着ラインへ。
洗浄してきれいにしてから電着液につけられ乾燥台風
生産能力は…1日2100ハンガー分以上とのことです!

DSCN5847.JPG
コーティングしたい部品をハンガーにかけています。

DSCN58512.jpg
洗浄、電着が終わり、ハンガーから部品をはずしています。

DSCN5850.JPG
干されています
(本当は外観検査→箱詰め待ちの状態です

ちなみにこちらの部品は自動車のラジエター(冷却装置)周辺の部品で、
ラジエターを固定するブラケット(部品を取り付ける際の補助部品)とのことです目



次に案内していただいたのはプレス工場です
結構スゴイ音がします

こちらではハンドブレーキのプレスが行われていました!
DSCN5853.JPG
ラインペーサーという、プレス間を自動で行き来する機械です

DSCN5856.JPG
これがプレスされて

DSCN5857.JPG
こうなります
ちなみにこれはインプレッサのハンドブレーキの部品です♪

少し進んでいくと…

大型のプレス機が…!
DSCN5861.JPG
この大きなプレス機では軽自動車のバンパーサンルーフなどがつくれるそうです車(セダン)
DSCN58622.jpg

プレス機を扱う時は保護具の装着等安全に万全を期して臨んでいるそうです。


続いて塗装工場へ…取材NGでした
しかーし!塗装が終わって出荷を待っている部品たちを見ることができました

それがこちら
DSCN58662.jpg
、白、黒、シルバーなど様々な色に塗装されたバンパーたちが
クルマ1車種につき10色くらいのカラーバリエーションがあるそうで、
リードさんは様々な色に対応できるそうです手(チョキ)

DSCN58652.jpg
見てください!このバンパー2色に分かれてますよね目
手作業で目張りをし、ロボットで丁寧に塗っていくそうですよかわいい

ちなみにリードさんが得意としているのはこの黄色の塗装!
DSCN5892.JPG
現行のインプレッサ、トヨタ86(北米限定車)などの黄色の塗装を行っているそうです
かっこいーいぴかぴか(新しい)

工場を見学している最中に休憩のチャイムがなりました
従業員さんたちは危険と隣りあわせなので休んで集中力を研ぎ澄まします

少し長くなってきたので今回はここまでにします

次回は組立工程
街路灯やラックをつくっているLB事業部をみていきますよ〜目

お楽しみに〜
posted by 熊谷市商工業振興課 at 10:00| 株式会社リード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。